令和7年 新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
平素から、森林土木事業の推進につきましては、格別のご理解とご支援、ご協力を賜っており厚くお礼申し上げます。
昨年は年初から能登半島地震が起こり、復興のさなか、9月には奥能登豪雨が起こる等、畳み掛けるように自然災害が発生し、多くの貴重な人命・財産が失われました。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復旧・復興を祈念いたします。
当協会としましても、地域の安心安全に資するため、災害に強い林道の路網整備や二次災害の防止、「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」に基づく治山対策及び森林整備対策を国・県、関係団体と連携を深めながら取り組んでいるところでございます。
また、そうした長年にわたる森林土木業界への功績を高く評価され、昨年の5月に岡山県で開催された第74回全国植樹祭においては、岡山県下第一号となる「岡山県全国植樹祭記念特別表彰」を頂くことが出来ました。これもひとえに、森林土木事業に長年にわたりご尽力いただいた会員や関係者の皆様のおかげであると感謝申し上げる次第です。
最後になりましたが、本年の皆様のご健勝と益々のご発展を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
新年のごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様方におかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、平素から本県の農林水産行政、とりわけ森林土木事業の推進につきまして、格別な御支援と御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、元日に発生した能登半島地震をはじめ、台風に伴う集中豪雨等に起因する大規模な災害が全国各地で相次いだ一年でした。本県におきましては、幸い大きな災害に見舞われることはありませんでしたが、近年、地球温暖化に伴う気候変動等による自然災害が激甚化・頻発化しており、さらに昨年8月には南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されるなど、多様な災害が懸念されるところとなっております。
こうした中、現在策定を進めている、県政推進の羅針盤となる「第4次晴れの国おかやま生き活きプラン」や、農林水産行政の基本計画となる「おかやま農林水産プラン(仮称)」において、山地災害危険地区における治山施設の整備や長寿命化を引き続き推進することとしております。森林の有する山地災害防止機能や水源涵養機能等の維持・強化を図り、県民生活における安全・安心を確保するため、山地の崩壊や土石流等の災害発生を抑制し、県土の強靭化を進めてまいります。
また、林内路網の基幹である林道につきましても、林業収益性の向上による生産活動の活発化や、「伐って・使って・植えて・育てる」林業サイクルの循環を図る上で必要不可欠な生産基盤であるとともに、山村地域の生活道として、また、災害時には公道の代替路としての役割も期待されています。このため、新規開設と併せて、既設林道の法面保護や排水施設等の改良、舗装等を実施し、車両通行の安全を確保するとともに、頑丈で災害に強い林道の整備を促進しているところです。
本年も引き続き、森林土木事業の着実な推進に努めてまいりますので、皆様方のより一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びになりますが、岡山県森林土木建設協会の益々の御発展と会員皆様方の御健勝、御多幸を祈念いたしまして、新年の御挨拶とさせていただきます。